学習方法を教える塾と、これを知って効率的に学習を進める塾生

立夏を過ぎ、新学期からはや１か月が経過しました。

この頃から、だんだんと学習の成果の差が出始めます。

 

本日は、当塾で実施している「学習方法」について書いてみようと思います。

 

例えば、数学です。

中学１年生の子に教えるとして、正負の計算をどうやって効率的に進めるか、です。

 

以下の３ステップで行うと良いと教えています。

 

（１）　（　　）をはずす　

（２）　　符号を決める　→　右側の（　）の符号は、同符号なら＋にする　　異符号なら－にする

（３）　　絶対値を計算する

 

以上です。

 

計算例

〇　（＋3）－（＋5）　

　　＝＋３－５

　　＝－２

 

解説は、なるべくシンプルに教えています。

なるべく自分の力で考えてもらいます。

すなわち、　①学ぶ（守）　→　　②考える（破）　→　　③自分で実践する（離）　　　　が、学力向上には必須です。

 

 

次に、社会です。

塾長である僕は、教員免許は社会を持っていますので、一番の得意科目です。

 

＜質問１＞以下のどちらが正しいか？

　　　　　１．　千島・樺太交換条約　　　　　　　　２．樺太・千島交換条約

 

　　　　　正解は、２．です。　

 

　　　　　どうやって覚えるか？　

　　　　　そのテクニックは、　か行が先に来る！　た行は後だ！　　と覚えればよいのです。　　つまり、五十音順です。

 

 

＜質問２＞樺太・千島交換条約の成立した西暦はいつ？

　　　　　１．　１８７３年　　　　　２．１８７５年　　　　　３．１８７７年

 

　　　　　正解は、２．です。

 

　　　　　どうやって覚えるか？

　　　　　「いやなこったい！　交換条約」　　と覚えます。　　１（い）　８（や）　７（な）　５（こ）　たい

　　　　　つまり、語呂合わせですね。　僕は、こうしたごろ合わせが大好きで、たくさん覚えました。

　　　

ほかにも、理科の「オームの法則」の覚え方とか、英語の「構文の並べ方」の覚え方とか、いろいろありますが。

 

 

学習塾というのは、こうした学習方法を教えるのが特徴なのです。

学校でも教えてくれる先生はいますが、先生の個性によると思います。　（ユニークな先生にあたるとラッキーですね。）

僕自身の経験からして、そのラッキー確率は、どうでしょうか。３割くらいかなあと、思いますが。

 

 

脳というのは、関連づけて覚えていく、整理してシンプル化すると、効果が上がります。

単品でやっていても、悪くはないですが、効率がよくありません。

大脳生理学に基づいた学習方法をとっていくことを当塾では取り入れております。