個別指導の指導方法のご紹介（英語版）

～集団型指導と個別指導の違いをご理解頂くために～

 

勉強をしていれば、覚えなければならないことはさくさんありますから、「何とかして子ども記憶力をよくしたい」と思っているかたは少なくないはずです。

昨日、数学と社会の話をさせて頂きましたが、今日は英語でたとえ話をします。

 

記憶力を高めることは、大脳生理学から、いろいろな方面から議論ができます。

大学時代には、私は法学が専攻ではありましたが、大学の方針（法律だけ学ぶような偏った人間を

つくらない、人文学部で総合的な育成をする）で、「人間論」とか「女性学」とか「社会学」とか、

受講しました。

 

当時は、１９歳くらいでしから、　「こんなん、役に立つのかなあ・・」なんて思ってましたが、

人生、無駄なことってないですね。　いま、とても役に立っています。

 

たとえば、大脳生理学でいきますと、

英語の学習は、私の独自の考えかもしれませんが、

（１）英単語を覚える

（２）構文（英文の作り方）を覚える

の二つに絞って、当塾では学習指導をしています。

 

（１）英単語

　　　・　ｔｅａｃｈ（教える）　　　　ｐｅａｃｈ（桃）　　ｒｅａｄ（読む）　

　　　　　　→　　ｅａ　がくると、発音は、伸ばすんだよ

 

　　　・　ａｎｏｔｈｅｒ（ほかの）　　　　ｍｏｔｈｅｒ（母）　　　

　　　　　　→　　共通点はなに？　　

　　　・　ｓｗｉｍ（泳ぐ）　　　ｐｕｔ（置く）　　

　　　　　　→　　進行形にするとどうなる？　　　最後の文字を重ねてからｉｎｇだね

　　　　　　　　　理由・共通点は見つかるかな？　　一つ手前が母音だね

 

（２）構文

 

　　　Ｉ　ａｍ　ｇｏｉｎｇ　ｔｏ　ｒｅａｄ　ｔｈｉｓ　ｂｏｏｋ　　

　　　　　　　　　　　　　　ａｔ　ｓｃｈｏｏｌ　　ｔｏｍｏｒｒｏｗ．

 

　　　→　主語　＋　未来形の形　＋　動詞の原形　＋　目的語　＋　場所　＋　時

 

　　　　　①Ｓ　Ｖ　Ｏ　でまず並べる　　　

 

　　　　　②場所　と　時　がどちらが先に来るか？　＝　場所が先で、時が後と、覚える

 

このように、覚え方のコツを教えるわけです。

 

大学では、こんなに具体的には学びませんが、要は、整理の仕方など、脳によい方法を総合的

に教えてくれたわけです。

 

 

ノートに書きとるといいです。

が・・なかなか自主的にノートをとる子はいません。　ノートを取りなさいと、指導します。

 

会社に入って、上司のところにいって、メモもとらず、フンフン聞いていたら、

上司が「きみ・・・、本当にわかったの？　覚えたの？　大丈夫？　」　と心配になります。

周囲から信頼される社員となれるでしょうか？　　

私は、本業の社労士事務所（人事労務管理）で、経営者からこうした悩みを幾度も相談に

のってきました。

 

なので、当塾では、「立派な社会人になること」「人から頼られる人になること」も視野に入れて育成

しています。

ＮＰＯ法人ですので、人材育成がコンセプトです。

ただ、勉強だけできればいい、は、私の考えにはありません。

 

 

あと、保護者様にはご理解いただきたいのですが、

学校では、個別にはとてもではないけれど、対応できません。

だって、先生は、一人で４０人前後を見ているわけですから、お考え頂ければご理解頂けますよね。

 

お母様だって、もし４０人の子どもから同時にですね、ご飯だ、遊んでだ、と言われたら無理では

ないしょうか・・・　ご想像下さい。

 

 

私も、大学生のときに、集団型の塾で、アルバイトをした経験がありますので、よくわかります。

 

Ａくん　「先生、そんなんわかってんだから、もう、先に進めてよ！　　時間がもったいないよ！」

 

Ｂくん　「先生、速いです。　もう一回解説して下さい。　あと、板書消さないで待っていて！」

 

Ｃくん　「先生、なんで、ｃｈのあとって、ｅｓになるんですか？」

 

Ｄさん　「先生、ｉｓ　じゃなく、ｗａｓになっている理由がわかりません。　どこの部分をみれば

　　　　　正解に辿り着けますか？」

 

その他　同時に　・・・

 

私　→　　　　唖然・・・・・・・・

 

同時に教えるのは大変なんです。

 

 

なので、私は塾を開設する当初から、「個別指導」が一番いい、と確信しておりました。

個別なら、その子のペースで、その子に適度に寄り添いながら指導できます。

 

塾では、

方法論を教えたら、ひたすら自分で取り組む。

そして、行き詰ったら、また私ども教師に遠慮なく聞きなさい、ということです。