社会人になる前のトレーニング場

皆様、こんにちは。

 

豊橋市の駅西側で当塾を運営しておりますが、以前、愛知県職員の方と市役所の方が当塾を見学に来られました。

普段は企業の人事労務管理を担当している人間が、学習塾をやっている状況や、内容を学びに来られたのです。

 

私自身、県立高校や、（最近は忙しくてないですけども）中学校からのご依頼を頂き、各学校に出向いて、

職業講話を担当した経験があります。

 

そこでは、「なにゆえ、学校で学ぶ必要があるのか」を子どもたちに伝えました。

さらに、「なにゆえ、まじめに授業を受け、皆勤を目指すのか」、も。

 

これ、すべて、社会人になる前のトレーニングなのです。

 

・学力

・友達との人間関係

・先生を敬う（言葉遣い）

・奉仕活動

・健康管理

 

さまざまなテーマがあります。

 

社労士事務所顧問先企業者社長から先日連絡が入りました。

～４月１日に採用した事務員の職務能力が低く、やめてもらいたい、相談に乗ってくれないか～

 

社長には、

「一度雇ったんだから、経営者としての責任もありますよ。解雇は簡単にはできません。」

と申し上げました。

 

私は、会社から顧問料をもらっているからと言って、会社の言いなりにはなりません。

労使双方のバランスを、社会正義に即して、判断していくポリシーで職務を遂行しています。

 

結果、会社から「もういい、あんたには頼まない！」と契約解除されても、構わないと思っています。

 

（事実、解除されたことはありません。それなりに信頼されているのかな・・・？）

 

 

さて、この新入社員、聞けば、大学卒です。

しかし、大学を出ているからといって、職務遂行能力が保証されているわけではありません。

 

社長には、何が足りなかったのでしょうか？

「見極める力」でしょうね。

 

労務管理上、トラブルにしない方法を社長には伝授し、

本人の心情をはかり、

今回は、結果、ご自身のご意思でおやめになっていかれました。

 

私は、「採用面接で、その人の力を見抜くこと」を経営者には伝えております。

 

これ、国語の力が必要なんです。

だから、学生の時代に、しっかりと国語を学ぶんです。

 

また、塾生には、将来に向けて、学力はもちろんのこと、

総合的な力（心の強さや、冷静さ、スピード感、約束を守る）などの

倫理道徳をも重視する育成を行っております。